【ディズニー映画 感想】ビアンカの大冒険 ~動物は可愛く描いたほうがよいという発見~

2017年7月17日月曜日

【ディズニー作品】【感想】

t f B! P L
どうも。

想像以上に間が空いてしまいましたが、
なんと気づけば当ブログも月間5,000PVに到達していました。

このレベルの更新頻度で5,000PVって結構凄いんじゃないか?
って思ってたりするんですがどうなんですかね。

というわけで今日のテーマは『ビアンカの大冒険』でございます。

原題は『The Rescuers』 となりまして公開は1981年です。




創立50周年として記念に作られた本作。
制作期間がおよそ4年という大がかりな作品のようです。
僕は初見です。


他のディズニー映画の感想が気になる方はこちら。




本作のあらすじとしては
ネズミのビアンカとバーナードが行方不明の少女を助けるという
超シンプルな作品です。

なので今日は内容もシンプルにこの作品の良いところと悪いところという構成で書いていきます。

先に悪いところから書きましょう。

悪いところ


前半が超退屈です。
起承転結の起の部分に関してはとにかくテンポが悪いです。

あと、ビアンカが全然魅力的に見えないのに(女性的な意味で)
ネズミ達の間では物凄く魅力的に見えるという設定が
ちょっとしんどいです。

おしゃれキャットのダッチェスにも同じこと思いましたが、
ここに共感させにくるのは厳しいと思うんですよね。

わんわん物語のレディーとかダンボがめちゃくちゃ可愛くて
感情移入できたことも総合して考えると
動物に美人キャラって無理があるんじゃないかと思います。
やっぱり可愛いとか愛くるしいとかそういう方面にアプローチしないと厳しいかなと。

だって人間だもの。俺たち。

まずビアンカってオッパイとか無いじゃないですか。

あ、この話もう辞めます。


あと、バーナードがマジ空気ですね。

こいつは童貞だと思います。

童貞がラッキー拾って美人な女性とセットで冒険するっていうストーリーは
よくある展開だと思うのですが、それって当然美人が満場一致で美人だから
成立する夢物語だと思いまして、その点ビアンカってオッパイとか(ry


ビアンカ

童貞バーナード


童貞バーナードが活躍する続編『ビアンカの大冒険 ゴールデンイーグルを救え!』の感想記事はこちら。


良いところ 


本作の悪役であるメデューサが登場してから以降一気に面白くなってきます。
ビアンカとバーナード以外のキャラクターの場面は全て良いのではないでしょうか。

ちなみに、メデューサの生みの親はナインオールドメンの1人、ミルトカール氏ですが
彼は同じくナインオールドメンのマークデイビスがクルエラデビルを生み出したときに
物凄い嫉妬したらしく、それから数年後に本作で
メデューサを生み出すと「やべぇのできたぞ!」と
マークデイビスへ知らせたそうです。(いろいろ語弊あるかも)

まぁ作品の知名度に比例してクルエラに勝ててはないかもしれないですが
キャラクターの強さという点ではクルエラといい勝負かなと思います。

クルエラは食べ物を粗末にするという描写で残酷さを表現していましたが
メデューサはもっとやばくて、誘拐した女の子ペニーの腹を足蹴りするという。

その場面に行き着くまでに散々ペニーの優しさや可愛さを見せられてるので
もうこの場面を目撃した瞬間に「このババァ死ね」ってなります。

あとは化粧を取りながらペニーを説得するシーンなんかも良いなと思います。

女性の化粧を取る光景って、結構おぞましいですからね。
その光景を思いっきりデフォルメすることで物凄く不気味で不快に見えるという。

この辺がお上手だなと思いますね、はい。


メデューサ


クルエラデビルが登場する『101匹わんちゃん』の感想記事はこちら。


若干話が前後しますがペニーちゃんは登場からすべてのシーンで
本当に母性をくすぐってくる素晴らしいキャラクターの作りこみだと思います。

序盤で流れる孤児院での猫ルーファスとのやり取りの場面、
自分だけ連れて行ってもらえないということを涙流しながら猫に相談する場面で
胸が締め付けられます。

ルーファスに励まされた後にこっそり持ってきたクッキーを
分けてあげるところとか、もう母乳が出ます。

このエピソードを早い段階で挿入することで
メデューサの糞ババァ具合が高まり、
「おいネズミども、さっさとペニーちゃん助けろこらぼけ! 」
となるわけですね。

ペニーとルーファス


同じくらい母乳が出る『ダンボ』の感想記事はこちらです。


あとはワニのブルータスとネロがピアノを弾いてビアンカとバーナードを食べようとするシーンは
僕個人的には一番好きなシーンかもしれません。
余談ですけどなんとなくこの2匹を従えてるメデューサの姿は
リトルマーメイドのアースラを彷彿としました。

どっちがネロでどっちがブルータスやねん


ジェットサムとフロットサムを引き連れるアースラが登場する『リトルマーメイド』の感想はこちら。

というわけでですね。
この話はビアンカとバーナードがマジで空気なのに対して
脇を固めるキャラクターが超優秀というディズニーにありがちな作品になってます。

率直な感想としてはネズミ2匹を主人公にするなら
ミッキーとミニーで良かったやん

糸冬




それでは最後に名曲『Someone's Waiting for You』でお別れしましょう。






そして次回はこの作品です!




以上終了また次回。

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